ないしょの贈り物
ないしょで来ちゃったの……」

ポタポタとママは涙を零しながら言葉を紡いだ。

その声が涙で震えてて……とても、か弱く見えた。


「けど、もう帰らないと……。短い時間だけど風花に会えてよかった……いっぱいお手伝いができる様になって、素敵なお姉さんになったのね……?……ママ、とっても嬉しい……。……これなら……ママが居なくても平気ね……」



そう言って泣きながらニコッとママは笑みを浮かべる。
< 46 / 59 >

この作品をシェア

pagetop