ないしょの贈り物
第四話、ないしょの贈り物
「……か……風花……!」
――…ん……?
誰かが身体を揺さぶる……
――……誰……?
あたしは、瞼をゆっくりと開ける。
すると……
パパの顔があった。
あたしは目を擦りながらパパに視線を向ける。
「こら、ダメじゃないかー! 机で寝ちゃ! 風邪引くだろう! しかもご飯も食べずに!」
そう言ってあたしのおでこを人差し指でツンとこずいた。