ないしょの贈り物
夢だったんだ……


解っていたのにそう思うと切なくなって……



また目が熱くなる……。



けど、泣き顔をパパに見られたらまた心配掛けちゃう……。


あたしは強く涙を拭い、腰を上げた。



すると……



ハラリ。


一枚の手紙が床に落ちた。



「え?」



あたしはそれに気付きしゃがんでそれを拾いあげた。
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