夢見る唇
夢見る唇
いつも一緒にいた幼なじみ、悠斗(ゆうと)。

小学校からずっと、ずっとどんな時も一緒だった。

だから、離れる事なんてずっと一生ないんだって思ってた。


でも、就職を機に、悠斗は県外に行く事になった。

大学も卒業し、それぞれがいい大人の仲間入りもした。


「飲みに行こう、お別れ会」

そう言って優しく微笑んだ悠斗。

私は涙を堪えて笑顔で頷いた。
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