時の妖精
時の世界に
「・・・・」

「えっ?」



ケンは呆然と立っていました。

「なに、これ??」

「ミニ鳥居????・・・・・・ってこんなもん誰がとうるんじゃい!!?」

「イヌ用!?えっ、はたまたネコ用!!?」

でも、ふと、ケンは思いつきました。




「もしかして?」

「もしかして?オレ、ちっちぇーから・・・・・」

「通れる?」

「・・・・・・」






(やってみよぉっと!)


ケンは小さな鳥居を何となく、くぐってみることにしました。

「え〜っと、まずは頭を入れてっと」

「次に右手を入れて、左手も入れてと」

「んっ?」

「なんかこれは行けそうだけど、後は(ほふくぜんしん!!!)」

「まっ、いっか」




(ズル、ズルズル〜、ズル)

「もーちょ・・・っとぉ〜」
靴がミニ鳥居に引っかかっていたのです。そしてケンが力を加えたその時、右の靴が脱げ、鳥居を通ると同時に辺りが昼間のように明るくなっていました。

そして雪も積もっていたのです。

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