本日はお日柄も良く。
しばらくの間ケーキをむさぼりながら幸せの余韻に浸っていたのだが、メイドから「ご主人様、お出かけのお時間です」と言われてしまった。

上着を取ってもらい、玄関付近にいたメイドにまとめてチップを渡す。



「行ってらっしゃいませご主人様!」


可愛らしい声で送られながら、俺はマイホームの扉を開いた。
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