いちごのキャンディ
「……へー
そうなんだぁ、全然知らなかった!」
俺の説明を聞いて、心底感心してるらしい琴日。
…まぁ、薄々わかってたよ。
こーゆー反応だってことは。
「じゃぁいただきま…「ふざけんな?」
ギリ、と琴日の腕をつかむ手に、力をこめる。
「そのキャンディ、食べるってことは…
俺の想いを受け止めるって、ことだよな?」
「…は?シンの…想い?」
キョトンとしている琴日。
…もう、何で俺、こんな鈍感バカが好きなんだろう。
でも、
今こうやって琴日に触れてるだけで
欲情で、頭がおかしくなりそうなほど
「好きなんだよ、お前が」