出会えてよかった。
出会い。
コンビニ
高2の夏。
暑い中、あたし達2人は外にいた。
「今年は暑いねー」
とシャツを仰ぎながら隣で呟いたのは、あたしの親友の希姫。
希姫は小学校からの幼なじみで、今も同じ学校。
「うん、今年は日焼け心配・・・」
と呟いた。そう言いながら自分の肌を見た。
すると、うっすらと茶色く焼けていた。
突然希姫が立ち上がって、
「ヤバイ!暑すぎる、コンビニ行こ!」
そういって近くのコンビニを指差した。
あたしは、歩くのがめんどくさくてのそのそ歩いていると
「ほら!のんびりしないでさっさと行くよ!」
そして、ずるずるとあたしを引っ張り、歩き出した。
コンビニとの距離が残り10mぐらいになると、希姫が猛ダッシュで駆け込んだ。
「えええええええ!?」
あたしがそう言ってる間もなく、アイス売り場のケースに顔を突っ込んだ。
「あ~超涼しい!」
あたしはあわてて、
「ちょっ!恥ずかしいからやめてよ!」
と駆け出すと・・・