ライギョ
「っで、お前どうする?もちろん、行くやろ?」
「えっ、なに?」
不意に山中に話を振られて訳が分からず取り敢えず、聞き返した。
「ちゃんと、聞いとけよ。せやから、今度の土曜日に雷魚釣りに行こうぜって言うてんねん。
ヌシ、捕まえてナイトスクープに言おうぜ。」
「えっ、何それ、ほんまなん?」
ナイトスクープと言えば大阪では人気の深夜番組。一体、何考えてんねん…。
「ほんまやっちゅうねん。俺と後、竹脇と安田も行くって言うてるで。」
「えっ、や、安田も?」
いっつもつるんでる竹脇は分かるけど、常に単独行動クラスでもちょっと浮いてる存在の安田が一緒に行くことに俺は驚いた。
「おう、安田な。あいつ、詳しいんや、あそこの掘りのこと。毎週、あの辺でバス釣りしてるやん。俺、よう見るもん。せやから声掛けたんや。断られるか思ってたんやけど良かったわ、
一緒に行くっていってくれたから。」
「ふうん。そうなんや。」
「取り敢えず、今日の放課後、詳しいこと相談しよ。おい、竹脇ぃ~。」
慌ただしくそう言うと山中は校庭へ出ようとしていた竹脇の元へと走っていった。
「えっ、なに?」
不意に山中に話を振られて訳が分からず取り敢えず、聞き返した。
「ちゃんと、聞いとけよ。せやから、今度の土曜日に雷魚釣りに行こうぜって言うてんねん。
ヌシ、捕まえてナイトスクープに言おうぜ。」
「えっ、何それ、ほんまなん?」
ナイトスクープと言えば大阪では人気の深夜番組。一体、何考えてんねん…。
「ほんまやっちゅうねん。俺と後、竹脇と安田も行くって言うてるで。」
「えっ、や、安田も?」
いっつもつるんでる竹脇は分かるけど、常に単独行動クラスでもちょっと浮いてる存在の安田が一緒に行くことに俺は驚いた。
「おう、安田な。あいつ、詳しいんや、あそこの掘りのこと。毎週、あの辺でバス釣りしてるやん。俺、よう見るもん。せやから声掛けたんや。断られるか思ってたんやけど良かったわ、
一緒に行くっていってくれたから。」
「ふうん。そうなんや。」
「取り敢えず、今日の放課後、詳しいこと相談しよ。おい、竹脇ぃ~。」
慌ただしくそう言うと山中は校庭へ出ようとしていた竹脇の元へと走っていった。