ライギョ
「お前、休みいつまでだっけ?」
「ああ…っと、土日を挟んで今度の火曜までの5日間。だけど、火曜日は早目に帰るつもり。」
「そっか、取り敢えず、日曜日辺りに会えるようコンタクトは取ってある。後でもう一度、確認のメールするつもりだ。それと山中には僕から連絡しておくよ。」
「ああ、宜しく頼む。」
俺は妙に広々としたリビングとうさぎのコスチュームを着せたよく分からないフィギアに居心地の悪さを覚えて早々に竹脇の城から出る事にした。
ソファから立ち上がると竹脇が聞いてきた。
「お前、飯は?」
「いや、今日は食べてない。新幹線降りてそのままここに来たし。」
飯でも行こうというのかと思いきや……
「これ、やるよ。お前確か好きやったやろ?」
竹脇は大きなお腹をタプタプとさせながらキッチンに向かうと、冷蔵庫の中からサンドイッチらしきものを一つ取り出し、俺に渡した。
「ほら、榎本ベーカリーのフルーツサンド。」
竹脇から受け取ったサンドイッチは確かに俺が中学の頃、よく食べていたものだった。
「榎本ベーカリーって、学校の近くの?まだあるのか?」
「ああ、細ボソながらもやってるらしいよ。」
「らしいよって……お前買いに行ったんじゃないの?」
「まさか、僕は行かないよ。月に何度か人に頼んで買ってきて貰っているんだ。そうそう、言っとくけどーーー」
その後に続いた竹脇からの言葉を聞いて、俺は頭を抱える事になった。
「ああ…っと、土日を挟んで今度の火曜までの5日間。だけど、火曜日は早目に帰るつもり。」
「そっか、取り敢えず、日曜日辺りに会えるようコンタクトは取ってある。後でもう一度、確認のメールするつもりだ。それと山中には僕から連絡しておくよ。」
「ああ、宜しく頼む。」
俺は妙に広々としたリビングとうさぎのコスチュームを着せたよく分からないフィギアに居心地の悪さを覚えて早々に竹脇の城から出る事にした。
ソファから立ち上がると竹脇が聞いてきた。
「お前、飯は?」
「いや、今日は食べてない。新幹線降りてそのままここに来たし。」
飯でも行こうというのかと思いきや……
「これ、やるよ。お前確か好きやったやろ?」
竹脇は大きなお腹をタプタプとさせながらキッチンに向かうと、冷蔵庫の中からサンドイッチらしきものを一つ取り出し、俺に渡した。
「ほら、榎本ベーカリーのフルーツサンド。」
竹脇から受け取ったサンドイッチは確かに俺が中学の頃、よく食べていたものだった。
「榎本ベーカリーって、学校の近くの?まだあるのか?」
「ああ、細ボソながらもやってるらしいよ。」
「らしいよって……お前買いに行ったんじゃないの?」
「まさか、僕は行かないよ。月に何度か人に頼んで買ってきて貰っているんだ。そうそう、言っとくけどーーー」
その後に続いた竹脇からの言葉を聞いて、俺は頭を抱える事になった。