ライギョ
***
「なぁ、マジでヤバイんちゃう?」
「なんやねん、お前、ビビってん?」
俺の言葉に竹脇がニヤケ顔で
言葉を返してくる。
竹脇は自分からはあまり発言したりとかはせえへんけど、話し掛けると結構、おもろいこと返してきたりする。
特にボソッと言う一言が笑える。
けれどこのニヤケ顔の発言には俺も笑ってられへん。
「せやかて、ここ釣ったらアカンとこやろ?
誰かに見つかって通報されたらどないすんねんな。」
俺の言ってる事は正しい。
「まっ、その時はその時やろ?それよかちょっと黙っとけや。」
今度は山中が呆れたように言う。
何か納得いかん感じもするけれど、ここは黙ることにした。
チラリと一番奥手で釣糸垂らしてる
安田を見ても特に何の反応もない。
約束の土曜日に俺らはどうせならってことで、
真夜中にそれぞれのチャリで城までやって来た。
親には山中の家に泊まりに行くと言ってあって、実際、泊めて貰うことになってる。
他のメンバーも同じく山中の家に泊まる。
まぁ、安田だけは別やけど。
山中の家はおっちゃんもおばちゃんも介護士とか言う仕事してて、今日は二人とも夜勤でいてないらしい。
一応、家には山中のじいちゃんとばあちゃんも一緒に住んでるらしいけど、夜8時には布団に入るからその後、何してても気づいてないって山中は言うんやけど……。
「なぁ、やっぱりもう帰ろうや。夜中にウロウロしとって何かあったらヤバイやん。山中んちにも迷惑かかるし。」
俺がそう言うと
「お前、ほんまビビリやなぁ。俺の家の事は気にすんな。それともなんや?お前、ビビり過ぎてチビってもうたとか?」
「アホッ、チビるわけないやろ?ただ、別に雷魚釣るくらい昼間でもええんちゃうん?って思っただけや。」
俺と山中がゴタゴタ言うてる時、それまで黙ったままやった安田が急に大きな声を出した。
「キタッ!」
「なぁ、マジでヤバイんちゃう?」
「なんやねん、お前、ビビってん?」
俺の言葉に竹脇がニヤケ顔で
言葉を返してくる。
竹脇は自分からはあまり発言したりとかはせえへんけど、話し掛けると結構、おもろいこと返してきたりする。
特にボソッと言う一言が笑える。
けれどこのニヤケ顔の発言には俺も笑ってられへん。
「せやかて、ここ釣ったらアカンとこやろ?
誰かに見つかって通報されたらどないすんねんな。」
俺の言ってる事は正しい。
「まっ、その時はその時やろ?それよかちょっと黙っとけや。」
今度は山中が呆れたように言う。
何か納得いかん感じもするけれど、ここは黙ることにした。
チラリと一番奥手で釣糸垂らしてる
安田を見ても特に何の反応もない。
約束の土曜日に俺らはどうせならってことで、
真夜中にそれぞれのチャリで城までやって来た。
親には山中の家に泊まりに行くと言ってあって、実際、泊めて貰うことになってる。
他のメンバーも同じく山中の家に泊まる。
まぁ、安田だけは別やけど。
山中の家はおっちゃんもおばちゃんも介護士とか言う仕事してて、今日は二人とも夜勤でいてないらしい。
一応、家には山中のじいちゃんとばあちゃんも一緒に住んでるらしいけど、夜8時には布団に入るからその後、何してても気づいてないって山中は言うんやけど……。
「なぁ、やっぱりもう帰ろうや。夜中にウロウロしとって何かあったらヤバイやん。山中んちにも迷惑かかるし。」
俺がそう言うと
「お前、ほんまビビリやなぁ。俺の家の事は気にすんな。それともなんや?お前、ビビり過ぎてチビってもうたとか?」
「アホッ、チビるわけないやろ?ただ、別に雷魚釣るくらい昼間でもええんちゃうん?って思っただけや。」
俺と山中がゴタゴタ言うてる時、それまで黙ったままやった安田が急に大きな声を出した。
「キタッ!」