【イメージポエム】書きます※野イチゴBerry作家さま作品へ
28瀬能晶 様【5分の1】
【5分の1】
1日が静かに始まる。
命の終わる1日。
無表情に冷徹にただ、法に従い……命の重み、尊厳と職務とはいえ命の最期の瞬間に関わる覚悟
深く鋭い提議を唱えた秀作です
―――
1日が始まる
いつもと変わらぬ1日
違うのは……
言い知れぬ緊張感と重圧
最期の晩餐ならぬ
食事とも知らず
穏やかな時を過ごした彼
淡々と表情を見せず
冷徹に徹する
心には悲哀と虚しさ
手向けの線香の香りが
読経の声が
掻き乱れた胸に染み入る
覚悟――
命の尊厳を唱えながら
命の最期の瞬間に立ち合う
断末魔の叫びが襲ってくる
眠れぬ夜
1人怯えながら
5分の1
この手に残る感触
覚悟のボタン
命の消え去る時
心は無、空となる
無力な我が身を憂う
南無阿弥陀仏
ただ安らかにと祈る
1日が静かに始まる。
命の終わる1日。
無表情に冷徹にただ、法に従い……命の重み、尊厳と職務とはいえ命の最期の瞬間に関わる覚悟
深く鋭い提議を唱えた秀作です
―――
1日が始まる
いつもと変わらぬ1日
違うのは……
言い知れぬ緊張感と重圧
最期の晩餐ならぬ
食事とも知らず
穏やかな時を過ごした彼
淡々と表情を見せず
冷徹に徹する
心には悲哀と虚しさ
手向けの線香の香りが
読経の声が
掻き乱れた胸に染み入る
覚悟――
命の尊厳を唱えながら
命の最期の瞬間に立ち合う
断末魔の叫びが襲ってくる
眠れぬ夜
1人怯えながら
5分の1
この手に残る感触
覚悟のボタン
命の消え去る時
心は無、空となる
無力な我が身を憂う
南無阿弥陀仏
ただ安らかにと祈る