コンビニエンスな関係
乾いた唇がそっと離れた時、口角がキュッと上がっているのが見えた。
どういうつもり!?
私は驚きのあまり、声も出ず、顔も見られなかった。
「名前は?」
は?
いきなりキスしておいて何を偉そうに…。
「山本、ですが?」
「フ·ル·ネーム!」
「…山本奈津…」
応えなきゃいいのに…と思いながら、クールの顔を睨みつけた。
「オレ、秋田裕信」
名乗られたって…困るんだけど!
どういうつもり!?
私は驚きのあまり、声も出ず、顔も見られなかった。
「名前は?」
は?
いきなりキスしておいて何を偉そうに…。
「山本、ですが?」
「フ·ル·ネーム!」
「…山本奈津…」
応えなきゃいいのに…と思いながら、クールの顔を睨みつけた。
「オレ、秋田裕信」
名乗られたって…困るんだけど!