スキと言えるまで。
第三章
文化祭とドレスと薔薇姫
爽一side
「この度は本当に申し訳ありませんでした!!」
「いや気にしないで琉那!
謝らなくていいから顔上げて!」
「いやですが、しかし…!!」
さっきから琉那の謝り合戦が始まった。
もういいんじゃないかな、若葉も困ってるし、止めてあげようかな。
「はい琉那ストーップ。
若葉が困ってるから止めてあげて?」
「うっ…、分かりました。」
止めに行こうと思ったら樹に先言われた。
若葉の肩持って琉那に向かってウィンク…、星とんだ。
…そのまま若葉に殴られればいいのに。