スキと言えるまで。





「何でもお叱りは受けるから。」





つかつかと若葉に駆け寄っていく小牧。
そして…。





「いひゃいいひゃい!!」





若葉の頬をつねっている。
よく伸びてる…、もちみたいだな…。





「この馬鹿、私達親友じゃなかったのか!!
誰にも言いたくない事だったとは思うけど、私にぐらい頼ってよ!
もー知らん!怒った!」





「うー、ごめんったら!
許して?ね?」





「…私に隠し事とかもうしないでくれるなら。」





「しない!」





冗談めかして言うから、若葉も楽になったんじゃないかな。
誰よりも強い絆、そう感じる。






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