スキと言えるまで。
樹side
「うんうん、琉那やっぱりそのドレス似合ってるよ。」
「ありがとうございます、樹先輩。」
「舟山付属の被服部すごいでしょ。
今回のは特に気合入ってるみたいだからね。」
「さすが愛果、え、何で?」
「文化祭は参加出来る人間に制限があって、スカウトも少なかったのよ。
合同になって沢山目に触れる機会が増えたから、スカウトのチャンスも増えるし。」
しかも薔薇姫たちが着るドレスとなれば、スポンサーたちも黙っちゃいないからな。
お嬢様学校だからって舐めてかかれないとこだな。
「で、愛果はどうして着てないのさ。」
「面倒だったから、そっちの生徒会女子生徒に着てもらおうと!」
えー。