スキと言えるまで。
小牧side
「若葉、何時ぶりに会うんだろう…?」
「お前は電話してるからいいじゃん。
俺らはあの時以来、連絡取れてないんだから。」
「そういうな、樹。
クラスは俺たちと一緒になるとか校長が言ってたから、いつでも会えるさ。
どうせ、毎時間お前来るんだから。」
「女の子なんですよね…!!
小牧ちゃんと樹先輩と英知君の幼馴染さん…。
若葉ちゃん、早く会いたいです!!」
「相変わらず樹先輩には手厳しいですよね、お二人共。」
「仕方ないんじゃないですかー。」
「…僕のクラスじゃないのか。」
「爽一、お前また話聞いてなかったな?」