スキと言えるまで。
ひび割れていく
若葉side
「おっきー。」
「早く早く!!
若葉ちゃん、連れて行ってください!」
「分かったから琉那、先に行かないで。」
翌日は皆で遊びに来ました。
琉那の希望通りにショッピングモール。
広さと大きさに静かに感動してる爽一と、子供みたいにはしゃぐ琉那。
こんなに喜んでくれるなら案内しがいもあるってものだけど。
「何で男装着しか持ってきてないのよ。」
「いいの、動きやすくて。」
男装着って言っても、白シャツにチノパンだからおかしくはないでしょ?
今日は気合入れて、インソール入れてきてるんだから。