スキと言えるまで。





案の定琉那は喜んで、小牧と買い物をしている。
佑樹先輩は彼女さんにお土産かな?
爽一を付き合わせて選んでる。





こんな佑樹先輩初めて見た。
彼女さんのこと、余程好きなんだろうな…。
あ、若干爽一がめんどくさがってる。
さっきから受け流ししかしてない。
良賀と健人は隣が男子グッズスペースで、楽しんでる。





「で、何で樹は手持ち無沙汰なわけ?」





健人たちのところに行けばいいじゃない。
女子トークで盛り上がってる琉那たちのところ行かないだけ、常識はあったか。





「お前こそ、何で二人のところ行かないんだよ。」





「正直、私の格好で行ったら奇妙でしょうが。
まず趣味じゃないし。」





「嘘つけ。
昔はこういう系、大好きだったろうが。」





「何年前の話よ…。」






< 80 / 261 >

この作品をシェア

pagetop