スキと言えるまで。
案の定琉那は喜んで、小牧と買い物をしている。
佑樹先輩は彼女さんにお土産かな?
爽一を付き合わせて選んでる。
こんな佑樹先輩初めて見た。
彼女さんのこと、余程好きなんだろうな…。
あ、若干爽一がめんどくさがってる。
さっきから受け流ししかしてない。
良賀と健人は隣が男子グッズスペースで、楽しんでる。
「で、何で樹は手持ち無沙汰なわけ?」
健人たちのところに行けばいいじゃない。
女子トークで盛り上がってる琉那たちのところ行かないだけ、常識はあったか。
「お前こそ、何で二人のところ行かないんだよ。」
「正直、私の格好で行ったら奇妙でしょうが。
まず趣味じゃないし。」
「嘘つけ。
昔はこういう系、大好きだったろうが。」
「何年前の話よ…。」