わたしが好きになった人は…。
そして教室へと入った。





……案の定、如月くんの周りには

女子のかたまり。






キャーキャーとかん高い声が
耳に響く。




モテるって大変だなぁ……


ってつくづく思う。



すると、如月くんと目が合った。


それから周りの女子を通り抜けながら
私の元へと来たのだ。



「おはよ。“結羽”。」



「…………へっ、わ、私!?」


ビックリして声が裏返った。


「結羽はお前しかいないだろ。」


呆れたような顔でこちらを見つめる。



でもなんで……



「なんで私のとこに…?」


今一番気になっていること。



なぜ私のところにわざわざ来たのか。



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