**約束の花**
Story.6 僕にしなよ
「少しは落ち着いた?」
「うん…ごめんね…」
「全然大丈夫。いつでも頼って」
…北見くんの優しさが傷ついた心に染みる。
本当に北見くんは優しいなぁ…
「…黒澤くんと何かあったの?」
北見くんに言い当てられ、私はドキッとする。
でも私は、首を縦にも横にも振らず、返事もしなかった。
…ただ…俯いていた。
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