桃の花を溺れるほどに愛してる
「あっ、桃花ちゃんにピッタリな、かわいいアクセサリーだと思ってねっ。思わずみとれちゃった」
「へっ?」
次の瞬間、にこりと微笑む榊先輩の顔。……さっきの怖い雰囲気は気のせい、だったのかなぁ?
「それじゃあ、行こうか」
「えっ、行くってどこへです?」
「それは……」
榊先輩は駅の切符売場の方へ移動しながら振り返り、にこりと微笑みながら言った。
「秘密★」
なるほど。ついてからのお楽しみ……っていうやつか。どこに行くのか、とても気になる。
榊先輩と色々な雑談をしながら、私達は電車に揺られて目的地まで向かった。
「ここって……!」
「そっ。水族館!」
そこはちょっとした有名な大きな水族館のようで、私達は入場券を買って中へと入る。
普段は行くことがない水族館なので、綺麗な魚だったり変わった魚だったりの色んな魚達を、榊先輩と一緒にじっくりと見て回った。
ご飯も一緒に食べたりと、楽しい一時を過ごしていたら、あっという間に日は暮れようとしていた……。
「そろそろ、帰りましょうか」
「そうだね。ご両親の方も心配している」
このままだと夕ご飯は家で食べそうだから、お母さんに「夕ご飯は家で食べる」って連絡しておかないと……。
「なっ、なんだか、デートみたいでしたね……!」
あれ、私ったら急に何を言っているんだ?!友達として遊びに出掛けただけなのに、こんなこと……榊先輩にとったら迷惑にしかならない――。
「――俺は最初からそのつもりだったけど?」
「へっ?」
次の瞬間、にこりと微笑む榊先輩の顔。……さっきの怖い雰囲気は気のせい、だったのかなぁ?
「それじゃあ、行こうか」
「えっ、行くってどこへです?」
「それは……」
榊先輩は駅の切符売場の方へ移動しながら振り返り、にこりと微笑みながら言った。
「秘密★」
なるほど。ついてからのお楽しみ……っていうやつか。どこに行くのか、とても気になる。
榊先輩と色々な雑談をしながら、私達は電車に揺られて目的地まで向かった。
「ここって……!」
「そっ。水族館!」
そこはちょっとした有名な大きな水族館のようで、私達は入場券を買って中へと入る。
普段は行くことがない水族館なので、綺麗な魚だったり変わった魚だったりの色んな魚達を、榊先輩と一緒にじっくりと見て回った。
ご飯も一緒に食べたりと、楽しい一時を過ごしていたら、あっという間に日は暮れようとしていた……。
「そろそろ、帰りましょうか」
「そうだね。ご両親の方も心配している」
このままだと夕ご飯は家で食べそうだから、お母さんに「夕ご飯は家で食べる」って連絡しておかないと……。
「なっ、なんだか、デートみたいでしたね……!」
あれ、私ったら急に何を言っているんだ?!友達として遊びに出掛けただけなのに、こんなこと……榊先輩にとったら迷惑にしかならない――。
「――俺は最初からそのつもりだったけど?」