桃の花を溺れるほどに愛してる
僕はすぐさま袋から監視カメラと盗聴器を取り出し、部屋の至るところにそれらを仕掛けた。
でも、それでもまだ余ってしまっているので……せっかくだし、桃花さんの部屋以外のところにも仕掛けてみることにした。
愛しの桃花さんの部屋を出ることがものすごく名残惜しかったけれど、モタモタしているとバレてしまうから……。僕は重い足を引きずるようにして、桃花さんの部屋をあとにしたんだ。
それからは、各部屋に1台ずつの監視カメラと盗聴器を仕掛けていく。
さすがにお風呂場と寝ている両親の部屋に仕掛けるのは躊躇われたから、それらの部屋以外の、すべてに。
仕掛け終わったあと、僕はそっと桃花さんの家を出た。もちろん、鍵をかけることは忘れずに。
自転車をこいで家に帰る途中、僕は改めて強く決意したんだ。
――何があっても、陰ながら桃花さんを守り、支えていく、と……。
家に帰ると、慣れないことをしてドッと疲れたせいか、すぐにベッドの上で眠りについたんだ。
次の日、目を覚ますと、僕はすぐさまモニターの電源を付けてみた。
すると、そのモニターには、桃花さんの部屋がうつりだされた。
「やった……!」
どうやら、成功のようだ。
どの場面も綺麗にうつしだされており、音もよく聴こえる。
――こうして、僕の桃花さんを守るための監視生活は、スタートしたんだ。
でも、それでもまだ余ってしまっているので……せっかくだし、桃花さんの部屋以外のところにも仕掛けてみることにした。
愛しの桃花さんの部屋を出ることがものすごく名残惜しかったけれど、モタモタしているとバレてしまうから……。僕は重い足を引きずるようにして、桃花さんの部屋をあとにしたんだ。
それからは、各部屋に1台ずつの監視カメラと盗聴器を仕掛けていく。
さすがにお風呂場と寝ている両親の部屋に仕掛けるのは躊躇われたから、それらの部屋以外の、すべてに。
仕掛け終わったあと、僕はそっと桃花さんの家を出た。もちろん、鍵をかけることは忘れずに。
自転車をこいで家に帰る途中、僕は改めて強く決意したんだ。
――何があっても、陰ながら桃花さんを守り、支えていく、と……。
家に帰ると、慣れないことをしてドッと疲れたせいか、すぐにベッドの上で眠りについたんだ。
次の日、目を覚ますと、僕はすぐさまモニターの電源を付けてみた。
すると、そのモニターには、桃花さんの部屋がうつりだされた。
「やった……!」
どうやら、成功のようだ。
どの場面も綺麗にうつしだされており、音もよく聴こえる。
――こうして、僕の桃花さんを守るための監視生活は、スタートしたんだ。