『紅』PV数1000000(祝)御礼企画 ~短編小説~
”よしッ!”
そのまま力強く翼を動かせば凄いスピードで空に向かって飛ぶことが出来、空を飛び回っている飛翔のもとへすぐに辿り着く事が出来た。
「ピェッ?!」
私の姿に驚いた飛翔が目を見開く。
しかし次の瞬間には鋭い視線で私を睨みつけ、私に向かって飛んできた。
”…って、ちょっと飛翔?!”
もしかして、私が分からないの?
鋭いクチバシが、私に向かってくる。
このままではやられてしまうと、急いで飛翔から逃げ惑う私…。
ここから鷹同士の追いかけっこが始まった。
『飛翔?飛翔ーーーーーっ!』
『何で俺の名前を知ってんだ?!』
翼を必死に動かしながら鳥語?で話しかけると、私の後ろにいる飛翔が答えてくれた。