敵恋カンケイ。~双雷VS神亀~





「おい、なにがあったんだよ。バカ女」





 お決まりの悪口とともにそう言ったのは、少し息が荒い蓮翔。





「あれ……どうして、蓮翔がここに?」




「俺が行った方なにもなかったから元の場所に行ったら、お前がここにいるの見えたから来た。



 ……で、こいつ誰?」





 女嫌いだからか睨むようにして心織ちゃんを見た。






「この子不良に絡まれてて、あたしが助けたの」




「ふーん」






「で、あたしン家で居候することになった」





「ふーん、ってえ!?いいのかよ、お前」





 あたしの肩を掴み驚きながら言った蓮翔。



 心配、してくれてる…?





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