敵恋カンケイ。~双雷VS神亀~




「う、うん…」



 蓮翔に言われたとおり、この部屋にある3つのソファのうち1つの赤いソファに腰掛けた。






「今日は、どうだった?」



「大丈夫。関わってないよ」




 匠の質問に、あたしは即答した。






 みんなはあたしが神亀のやつらと同じ学校に通っている、ということを知っている。


 だから、聞いたんだ。



 あいつらと関わったか?、って。







 ―――あたしが、みんなを裏切ると思ってるの?


 ―――あたしが、神亀に入ると思ってるの?





 ……わかってる。あたしが最低だってことは。


 でも、仲間を裏切ることはしないよ…。




 仲間だって思ってるのは、あたしだけかもしれないけど。







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