敵恋カンケイ。~双雷VS神亀~
―あいつのせいだ―
「あれ?今日は蒼くん一人?」
いちごは蒼が来たので、そう声をかけた。
「ああ。あいつらはなんか倉庫行って作戦考えるんだとさ」
「作戦?」
「双雷との戦いのな」
真剣な顔つきで蒼はそう言った。
(双雷ねぇ……。
ま、ラッキーかな。蒼くんと二人になれるし♪)
「蒼くん、一緒に帰っちゃダメ?」
今日も蒼に抱きついて、いちごが言った。
「いいけど…、つか離れろ」
「照れ屋さんだなぁ~」