敵恋カンケイ。~双雷VS神亀~

―友達思い―





 髪の毛をおろさずに、望空はガチャと玄関の扉を開けた。






「ただいま」




「………おかえり」







 家に入ると、暗い顔をした心織が望空を出迎えた。






(……追い出されるのかな?わたしが、雷輝さんの情報を売ったから…)







「心織ちゃん、リビングに…来て?」




「うん」






 望空の言葉にドクンッと胸を高鳴らせながら、心織は望空のあとを追うようにリビングへ行った。






 ソファに座った望空と、立っている心織。







< 265 / 331 >

この作品をシェア

pagetop