敵恋カンケイ。~双雷VS神亀~




 …やばい。さっきよりも心臓がドキドキバクバクいってる…。




 ――あたしの気持ち、ちゃんと言えるかな?






 あたしはドアノブに手を伸ばした。



 震えてる…。






「頑張れ、あたし」






 勇気が出せるおまじないを言ってから、あたしはドアを開いた。










「や、やっほ…!」









 中に入ると、もう四人はいた。




 早いな、みんな。…あたしが遅いのか。







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