敵恋カンケイ。~双雷VS神亀~




「俺らも言おうとしたんだよ。




 『双雷の総長はお前しかいない』



 『俺らはお前を仲間って思ってる』



 『大丈夫』



 
 ――ってな」




 匠が代表して言ってくれた。








 あたしたちはお互い、不器用すぎたんだ。



 恥ずかしくて、毎回言えなかったんだ。





 似た者同士、だね。








「ありがとう。…ありがとう!みんな」




 あたしは目に涙を浮かべて、笑顔で言った。








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