敵恋カンケイ。~双雷VS神亀~
4月下旬。桜はまだ咲いている時季。
高校生になって、まだ日も浅い。
黒くて長い自慢の髪を高い位置でお団子にしているので、少し首が寒い。
パパとママが事故でこの世を去って、もう一年が過ぎた。
もう一人暮らしも慣れてしまった。
あたしは桜を見ながら、学校へ向かった。
―――学校に着き、自分のクラスへ行く。
このクラスは、少し“普通”とはずれてる気がする。
だって……。
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