敵恋カンケイ。~双雷VS神亀~
神亀5人は、こうしてよく昼休み一緒にいる。
一緒にいたほうが、女に声をかけられないからだ。
(アイツに似てたから助けたっつーのもあるけど……)
同じクラスだった嬉色望空が今教室に戻ってきて、蒼は無意識に彼女を目で追っていた。
(一番は……――――)
「どうした~?ボーッとしちゃって。お前も眠いのかー?」
「ちげぇよ」
理依に話しかけられて、とっさに追っていた目を下に持っていく。