敵恋カンケイ。~双雷VS神亀~
屋上?なんで??
って、今すぐぅ!?
あたしはメールの内容に気になりながらも、返信はせず屋上へ猛ダッシュで向かった。
――屋上に続く扉を目の前に、荒い息を整えるように深呼吸をした。
なんか、緊張するな…。
頭によぎるのは、文化祭での蒼くんの表情といちごちゃんの笑顔。
感情を取り乱さなきゃいいけど…。ていうか、何の用なんだろう。
もう一度深く深呼吸をして、あたしは扉を開けた。