ばくさん、たべてください。
「ばくさん?」
「そう、ばくさん。
夢を食べる生き物よ。」
「ふうん。
ねぇ、動物園にいる?」
「いるけどいない。」
「テレビで見れる?」
「見れるっちゃあ見れるけど……
最近は出ないわねぇ……。
芸能界も厳しいからねぇ。」
ママの答えは
イマイチ分からなかった。
僕がよくわからないって
顔をしているとママが
「兎に角、
怖い夢を見たら
『ばくさん、たべてください』
って言えば良いのよ。
おまじないよ。
ほら、お話してあげるから
早くお布団に入りなさい。」
僕は今日もまた
怖い夢を見たらどうしようって
思ったけど
ママが言うから
布団に入ることにした。
「そう、ばくさん。
夢を食べる生き物よ。」
「ふうん。
ねぇ、動物園にいる?」
「いるけどいない。」
「テレビで見れる?」
「見れるっちゃあ見れるけど……
最近は出ないわねぇ……。
芸能界も厳しいからねぇ。」
ママの答えは
イマイチ分からなかった。
僕がよくわからないって
顔をしているとママが
「兎に角、
怖い夢を見たら
『ばくさん、たべてください』
って言えば良いのよ。
おまじないよ。
ほら、お話してあげるから
早くお布団に入りなさい。」
僕は今日もまた
怖い夢を見たらどうしようって
思ったけど
ママが言うから
布団に入ることにした。