マジで恋した5秒後
私の声が静かな生徒会室に響いた。
と、同時に校舎全体にチャイムの音も響く。
「ぷっ……まず聞くのがそれ?
他に聞く事いっぱいあるよ、斉藤さん」
職員室の時と同じように吹き出す先輩。
「え……じゃあ、お茶菓子は無しですか?
あ、でも和菓子は…餡子が苦手なので無理です」
あれ?私何が聞きたいんだっけ?
えっと、お茶の種類とかいくらのお茶なのかじゃなくて、
お茶菓子の要求じゃなくて………
「わかった。次はちゃんと洋菓子用意しとくね。
あと、斉藤さん用のマグカップもね。
一緒に買いに行くのも楽しそうだな~」
先輩はクスクスと楽しそうに話を発展させていく。
待って!!話という列車に乗り遅れている奴がここに居るから!!