マジで恋した5秒後












色々とグチャグチャして、


何から聞けばいいのかわからなくて。



先輩はそんな私に手助けするどころか、


自分は列車の席に優雅に座ったまま、

走りながら窓へ手を伸ばして乗ろうとしている私を見て楽しんでいるようだ。





多分私は言っている。



『戻ってカムバックー!』と。

低燃費少女ハイ●のおじいさんか私は…






自分で自分にツッコむ。


先輩はそんな私を見て、

笑いをどうにか止めたらしく、

ずり落ちた黒縁メガネをグイッと中指で持ち上げて直した。




えっと、えっと。






「あの、先輩…えっと」


自分で自分の顔は見れないけど、

多分今私はトーマス並みに目をキョロキョロ動かしているだろう。


 


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