手に入れたいのはお前だけ。
保健室につれてこられて、事情を呑み込んだ先生に渡された制服。
普通にジャストフィット。
「さすが先生だねー」
「あたしの目に狂いはないわよ。よかったわ、制服あって」
茂木くんと先生は、なんだか親しそうに話をしてる。
というかなんか……距離が近い?
茂木くんの肩に腕を置いて、先生は話をしてる。そんな先生を特に気にする様子もない茂木くん。
……どういう関係?
「あの、これ、誰の制服なんですか?」
そんなことを聞く勇気なんてもちろんなく、もうひとつの気になってることを聞く小心者のあたし。