ディバインストーン 1
ハルート・・・か。
どこかで聞いたような名前だった。
俺が考え込んでいると、舌打ちが聞こえた。
顔を上げると、ハルートの足がじわじわと消えていた。

「お、おい!大丈夫か?それ!?」

「大丈夫・・・と言いたいが、そうはいかないらしい。
宿主がちょっとばかしピンチのようだな。」

その声は焦りを隠せていなかった。
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