ディバインストーン 1
「・・・は?」

「正確には、死にかけてる、だな。」

「お、俺が・・・か?」

「腕と目を吹っ飛ばされて、血まであんなに出てちゃ誰だって生きてはいないだろ。
逆に、あの状態でも
何とか生きてるお前の方が異常だぜ。」

そう言うとハルートは俺に背を向けた。

「まぁ、お互い今のままだとチョイとばかしヤバイんだが・・・
何とかする方法が1つだけあるんだ。」

「で、できるのか?」

「それはお前次第だ。来夜。」

「お、俺?」

「あぁ。のってくれるか?」

「・・・。」
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