ディバインストーン 1
ハルートに導かれるまま走っているうちに、目の前にフェンスが迫ってきた。

『よし、真っ直ぐだ。そしたら追い付ける。』

「ま、まてまて!あんな高いフェンスムリだろ!?」

その高さは3・4mはある。
跳び越えるには少し、いや、かなり高い。

『誰が跳び越えるつったよ。』

「はぁ!?」

何が言いたいんだこいつ!?
そんな俺をよそに、ハルートは続けて言った。
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