ディバインストーン 1
上のやつが俺から降りると、
やっと身体が自由になって

(もっとも、今だに背中にはじわじわと痛みが続いていたが)

ようやく降ってきたやつの全貌を見ることができた。

だいたい中学生くらいの身長だろうか。
性別は目深に被っているフードのせいで、男の子なのか女の子なのか
判らない。
服装はというと、ボロ切れのような布を巻いただけのような簡易なもので、足には何も履いていなかった。

降ってきたものが人と判断した俺は、恐る恐る話しかけてみた。
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