ディバインストーン 1
寝てたはずの少女は起きていた。
でも、何かこう・・・雰囲気が違った。
さっきまでの大人しそうな感じは消え去り、口調もなんか男らしい。
第一、こいつの目・・・赤かったか?

「あ・・・あの・・・」

「あ?」

「あなた、誰ですか?」

なぜか敬語になる俺。
そんな俺にも容赦のない謎の少女。

「名前聞くんなら自分から名乗るのか普通だろ?」

凄い勢いで睨んできた。
はい、ごもっともでございます。
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