ディバインストーン 1

「LOD、第八接続！」

男は自らモニターを操作すると、水槽へ歩み寄った。

機械の起動音が大きくなるのと同時に、水槽の中の石が鈍く光を放ち始めた。
突如、バチッと火花が散り部屋中に警告のブザーが響き渡った。

「・・・どうした。」

「げ、原因不明です！」

1人が悲鳴じみた声で答えた。

「数値異常！冷却システム、
ダウン！！」

「温度上昇！このままでは危険です！！」

突然の出来事だった。

水槽の中の少女が苦しそうに身を捩らせた。
防音性の高い壁の向こうから、届くはず無いの絶叫が聞こえた気がした。
次の瞬間、
水槽が青白く発光したかと思うと、大爆発を起こした。
爆風は何もかもをなぎ倒し、吹き飛ばした。
ただ一つ、爆発の元。あの少女を除いて。