ディバインストーン 1
第一章

降ってきた厄介

ここ、桔梗谷市の駅

・・・の裏道で俺、東雲来夜はなかなかのハプニングに襲われていた。

「おいおいにーちゃんよぉ。高校通ってるくせに86円しか持ってねぇとか
ふざけてんのかぁ?」

1人が俺の財布を見て言った。

周りには3人の金に飢えた猛獣、もといヤンキーの皆さんが俺をぐるりと囲んでいた。

そう、カツアゲだ。

しかし、俺の貧相な財布の中身をみて愕然としたか
呆れたように思い思いの感想を言い始めた。
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