ディバインストーン 1
「危なーい!退いて退いてー!!」

いきなり後ろから怒鳴り声と共に、何かが突っ込んできた。
避けれるわけなんて無かった。

ドンッ

「ぐぉはぁっ!?」

呆気なく吹っ飛ばされ、俺は数秒宙を舞った後
容赦無く地面に叩きつけられた。

「わ、悪りー悪りー・・・って来夜か」

「俺だったら何なんだよ・・・」

痛む背中を庇いながら、俺は声のする方を向いた。
< 54 / 112 >

この作品をシェア

pagetop