ディバインストーン 1
旧校舎は昼だというのに薄暗く、
木造の床はギシギシと音を立てた。

物置になっているのは本当らしく、
使われなくなった教室には
壊れた地球儀や人体模型などが
置かれていた。

「夜には来たくない所だな・・・」

俺がそう言ったのと、床が抜けたのはほぼ同時だった。

「おわぁっ!?」

反応できるはずもなく、俺は腰まではまってしまった。
慌てて穴から出ようとする。
が、抜けない。

「えっ、ちょっ、抜けないんだけど!」

俺がどれだけ踏ん張っても、抜け出せそうに無かった。



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