ディバインストーン 1
「みーつけた☆」

不意に背後から声が聞こえた。
そして、肩を掴まれた。

「ひゃっ!?」

悲鳴を上げる暇もなく、俺は引っぱられたれた。

「おーきなカブが、ぬけましたー!」

ズボォッ

「ちょおぉぉい!」

意図も簡単に俺を引っこ抜くと、声の主は歩き始めた。
俺のマフラーを掴んだまま。

「まっ、待って!タンマ!ストップ!」

徐々に締まっていくマフラーに危機を感じた俺は、声を張り上げた。

「ぶちょーがまってるんだぞ。
ひますぎて、死なないうちに
いかないとな。」

「その前に俺が死ぬ・・・ぐぇっ!?」

容赦なかった。



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