ディバインストーン 1
「やめろぉぉぉっ!!」

何とか声を出した。

「なっ!?お前、なんで?」

「あぁ?誰だ、お前?」

2人がこちらを見た。
震えが止まらない。
帰りたい。
でも・・・!

「こんなところで・・・何してるんだ」

絞り出すようにして、声を出した。

「お前何しに来た!さっさと逃げろ!」

「へぇ。こいつ、知り合い?
意外だなー。お前みたいな実験動物
ごときが。
友達ごっこか?」

「っ! だまれっ!」

シオンが地面を蹴った。
鎌を振りかぶり、怪物を斬りつけた。







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