ディバインストーン 1
でも、何もしないで見殺しに
するよりも・・・

「自分が死んだ方がマシだっ!」

そう言って怪物に突っ込む。

「へぇ・・・」

「来夜っ!」

俺は鉄パイプを振り下ろした。が、いとも簡単に怪物に掴まれた。

怪物は俺から鉄パイプを奪い取ると、片手で握り潰した。
そして、俺を軽々と投げ飛ばした。

「なっ!?」

「どれだけできるかと思えば、その程度かよ。そこでこいつが肉片になるのを
見とくんだな。」

そう言って怪物はシオンの方を向いた。
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