ディバインストーン 1
「俺は不運なんかに!負けはしない!」


何が起きたか分からなかった。

一瞬で移動した俺は、しっかりとシオンを守れるように
手を広げ、怪物の前に立った。

「あ?」

「来夜!?」

刹那、右肩に激痛がはしった。

怪物の放った一撃はシオンには当たらず、俺に直撃した。

吹っ飛んだ俺は、地面に容赦無く叩きつけられた。

辺りが赤く染まっていく。
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